妻いわく「“推し活”が二次元からマチくんへ」サッカー日本代表とベルギー2拠点生活…町田浩樹夫婦は「憧れ、仕事も切磋琢磨し合う」関係
2人は、どこに惹かれあったのだろうか
最後に、聞いておかないといけないことがあった。2人は、どこに惹かれあったのだろうか。 町田は、しばらく考えてからこう答えた。 「言葉で表現するのって、難しいですよね。彼女が仕事を頑張っているところは尊敬できるし、人間性も魅力です。ただ、なんでしょう……僕が持ってないものを持っているところに惹かれるんですよね。僕が知らない音楽のこともそうだし、小物選びのセンスもそう。僕が持っていない感性やセンスを彼女は持っている。それがすごいし、面白いし、良いなぁと思えるんですよね」 妻は言う。 「私のような普通の人間からみたら、彼のやっていることは人並外れたことで。そこは本当にすごいなと」
サッカーに情熱を…憧れのような想いを
町田の妻は、愛する夫を玄関から送り出したあと、いつも窓の外に視線を送っている。町田の姿がそこから見えなくなるまで、見守っているからだ。 「私は音大のピアノ科を卒業しているのですが、ピアノのプレーヤー(演奏家)への憧れもあったんです。でも、練習に手を抜いて遊んでしまった時期もあったり、(演奏家としての道を究めるほど)真面目にピアノをやることはできなかったんです。だからこそ、一つのことに情熱を注げる彼のことを深く尊敬しますし、憧れのような想いを抱いています。そのため、『あぁ、すごいな』と思いながら、彼をいつも見送っているんです」 全てをサッカーに注ぐことも、毎日のように練習場を往復するのも、町田にとっては当たり前のことだ。ただ、そういうところに価値を見出してくれたり、感動してくれるような感性とセンスが妻にはある。 そんな魅力を持つ彼女とならば、今まで気づけなかったような幸せに、触れたこともなかった新しい世界に、出会えることができるかもしれない。2人はそうやって、まだ見ぬ未来に胸を躍らせながら生きている。 〈第1回、第2回からつづく〉
(「核心にシュートを!」ミムラユウスケ = 文)
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