急成長中のガールズケイリン當銘姉妹は別拠点で練習中「同じことをやっているわけでは」
高知競輪場の「親子鷹・デイリースポーツ杯(F1)」が17日に初日を迎える。7Rのガールズ予選1に出走する當銘沙恵美(25歳・愛知=118期)に話を聞いた。 賛否両論はあるだろうが、今年のガールズケイリンでもっともインパクトのある伸び率を見せているのは當銘直美ではないか。そんなに強かったっけ? と思わせるほど昨年までとは違う結果を残している。 妹の當銘沙恵美も姉ほどではないが好調だ。昨年末の川崎から21節連続で決勝進出中。直近5節は4着以下が1度もない。15走で1勝だが、3連対率は100%。姉の練習拠点は名古屋で、妹は豊橋。偶然だろうが當銘姉妹が強くなっている。 「(姉とは)同じことをやっているわけではないです。私の場合、調子は普通ですから。展開が良かったり、たまたまだと思いますよ。まだ不安でいっぱいですもん。ただ、最近は決勝で確定板に上がれることが増えてきたかな。前は決勝の成績が良くなかったので。練習はもともと鈴木伸之さんたちとやっていたんですけど、鈴木さんがアマチュアを育てるプロジェクトのコーチになって、その関係で白井一機さんや佐々木恵理さんと一緒に、アマチュアたちとも練習していますね」 豊橋で始まっている選手の育成プロジェクトのコーチ陣たちと中身の濃い練習が出来ているようだ。それが好調の要因の一つであるのは間違いないだろう。 高知は23年2月に初優勝したバンク。昨年12月も決勝3着と奮闘した。4節走って優出が3回で唯一、優勝した地。今回も大活躍を期待してもいいだろう。 「まだ500バンクの走り方をしっかり掴めていないんですよね。高知の思い出は一般戦の補充でシリーズリーダーよりも点数が高い山原さくらさんが来たこと。あれにはビックリしました。優勝したことよりも印象に残ってます(笑い)。今回、まずは決勝を目指して頑張ります」 現在の勢いなら決勝進出は問題ないだろう。3連対率100%継続なるか、まずはそこに注目して見ていきたい。(netkeirin特派員)