クリスマスケーキの原材料高騰でケーキ販売店から悲鳴「すごく厳しい・すごく大変・すごく困る問題」 原価は昨年比15~20%ほど上昇 それでも…「この仕事を全うすることが使命」
クリスマスに欠かせないのが「ケーキ」です。販売店にとっては1年で一番のかき入れ時ですが、「イチゴ」や「チョコレート」など原材料費の高騰に頭を悩ませています。 【写真を見る】クリスマスケーキの原材料高騰でケーキ販売店から悲鳴「すごく厳しい・すごく大変・すごく困る問題」 原価は昨年比15~20%ほど上昇 それでも…「この仕事を全うすることが使命」 また、燃料費も高く、イチゴの生産現場も苦しい胸の内を明かします。 2024年のクリスマス事情を取材しました。 ■1年で一番のかき入れ時も… 原材料費が軒並み『高騰』 ショーケースに並ぶ美味しそうなケーキ。この時期、ケーキ販売店は一番のかき入れ時です。青森県内で7店舗を構える「アルパジョン」では、12月1日からクリスマス用のデコレーションケーキ20種類の予約を始めました。 アルパジョン 松坂和治さん 「ことしも大盛況で、たくさんの方からクリスマスケーキの予約をいただいております」 店には「ショートケーキ」や「チョコレートケーキ」など、さまざまな種類が用意され、そのケーキには、定番のフルーツ、イチゴが散りばめられています。たとえば、こちらの5号サイズのデコレーションケーキには県内外から仕入れた「イチゴ」が50粒以上使われていますが、このイチゴの値段に販売店は頭を悩ませています。 ■ホールケーキ1個の原価は15~20%ほど上がる それでも…「この仕事を全うすることが使命」「がんばりたい」 アルパジョン 松坂和治さん 「いまの時点で1パックがピーク時で、1800円~2500円くらいになるのではという見込みです」 2023年は1パックあたり1500円ほどの仕入れ値でしたが、2024年はすでに卸売業者から2割~6割ほど上がると伝えられています。 またケーキに欠かせない「小麦粉」や「生クリーム」、そして「チョコレート」も値上がりしていて、ホールケーキ1個あたりの原価は、2023年と比べ15%~20%ほど上がりました。 アルパジョン 松坂和治さん 「すごく厳しいです。すごく大変で、すごく困る問題です。でも、みんなの顔を見ると…。ケーキ店の使命、この仕事を全うすることが、ぼくたちの使命ですので。みんなでがんばりたい」
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