【ソフトバンク移籍報道】上沢直之投手にSNSで"誹謗中傷"…弁護士が"行き過ぎた書き込み"に警鐘「内容次第では名誉棄損罪、侮辱罪にも該当する」
現在、フリーエージェント(FA)で、12月16日に福岡ソフトバンク入りの報道が出たプロ野球選手の上沢直之投手。 北海道日本ハムファイターズからポスティングシステムでメジャー挑戦をしたことから来季は古巣に戻ってくることも期待していた野球ファンも多く、ソフトバンク入りの報道は大きな驚きを持って受け取られました。 この報道で、SNS上では様々な意見が寄せられていますが、中には失望とともに、怒りに任せた感情的なコメントも見られました。 上沢投手のインスタグラムには、過激なコメントを寄せる人もいて、「金だけか、裏切者、人として最低」など、人間性を否定するような"攻撃的"なコメントも。 こうしたSNSでのヒートアップについて、札幌みなみ法律事務所の磯部真士弁護士(札幌弁護士会)は「誹謗中傷を公然とした場合には侮辱罪に該当することになる」と、行き過ぎた書き込みに警鐘を鳴らしました。 「侮辱罪は申告罪なので、被害者本人が告訴を警察や検察にしなければ、捜査ができない」としつつも、インスタグラムへの投稿などについては「わかりやすい侮辱罪、社会的な人の評価を下げる内容」だと指摘しました。 また「侮辱や名誉棄損、脅迫の投稿をすること自体が、民放709条の不法行為に該当する。怖い思い、嫌な思いをしたということで損害賠償請求、差し止め請求も考えられる」と民事での法律責任に問われる可能性もあるとしました。 軽い気持ちや一時の感情で投稿したことが犯罪になる可能性もあるSNS。相手の気持ちも考えながら表現することが大事。使い方には細心の注意が必要です。
UHB 北海道文化放送
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