え、プラス700万もしたの…ベンツ500SECのガルウィング仕様衝撃の今
■一体いくらで落札されるのか注目が集まる
近年、ベースとなる500SECや560SEC自体の価値も上昇傾向にあるが、それ以上に80年代の過激なチューニングカーへの評価が高まっている。バブル期を象徴する「狂気」は、いまや確かな投資対象へと昇華したのだ。 1950年代の300SLから、2010年代のSLSまで、メルセデス・ベンツが約60年もの間ガルウィングドアの採用を控えていた事実は、SGSの挑戦の大きさを物語る。 同時に、その空白期があったからこそ、チューナーによる究極の差別化が可能になったとも言えるだろう。 総生産57台と言われる500SGS ガルウィング、新たなオーナーによってノスタルジックな差別化が図られることだろう。と同時に80年代の熱狂という歴史的価値が、どのくらい評価されるのか見ものである。