シャトル無くしてよかったの!? 5ナンバーワゴンやっぱ必要説
5ナンバーモデルが減り続けているが、ことにステーションワゴン市場は今やカローラフィールダーのみという状況。商用モデルはあるものの、乗用モデルは極端に少なくなっているのだ。かつて存在したフィットベースのシャトルはかなり健闘していたものの終売に……。でもやっぱり新型シャトルを望む声は多いんじゃ……!!!!???? 【画像ギャラリー】きめ細やかすぎな収納がヤバい!!しかもこんなシートアレンジできんのかい!!シャトルの魅力的すぎな車内がコレ(8枚) 文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■5ナンバーワゴンはフィールダーのみに!!シャトル需要あるはずなんだけどな……
ホンダの5ナンバーサイズのステーションワゴンとして、2015~22年まで販売がなされていたシャトル。その見た目からも分かるように、3代目フィットをベースとした派生車種であり、先代型ではフィットシャトルとして販売されていたモデルの後継車種だった。 今ではホンダとしてだけでなく、国産車としても貴重な5ナンバーサイズステーションワゴンとなっていたが、シャトルに終売によって、現在国産車で5ナンバーサイズステーションワゴンは旧型を併売しているカローラフィールダーのみとなってしまっているのだ。
■プロボックスなどあるものの……乗用モデルが超絶縮小傾向に
国産の5ナンバーサイズステーションワゴンの需要は確実に縮小しており、他メーカーがラインナップしていないのもそれに伴うものというのは間違いのないところ。 しかしあのトヨタが旧型のカローラフィールダーをラインナップに残し続けているという部分を見ると、完全に需要が消滅してしまったわけではなく、一定の需要は残っていると見ていいだろう。 確かにビジネスカーとしてはプロボックスや日産のADなどが残っているが、これらは商用車で1年車検(新車時のみ2年)となり、ビジネスカーとしては煩わしさもあるため、フル積載をしないような使い方をするユーザーは2年車検(新車時は3年)となるワゴンモデルにメリットがあるというワケだ。
■フリードにビジネスグレードあるものの、、、やっぱりシャトル必要説
一応、ホンダとしても新型フリードのハイブリッドモデルに「e:HEV AIR Biz」という、3列目シートを廃して5人乗りとし、荷室スペースを拡大した仕様をビジネスユーザー向けにラインナップしている。 だが、ハイブリッドモデルかつスライドドア付ということもあって価格は264万5,500円とお高めで、ガソリンモデルであれば200万円を切る価格で購入できたシャトルとは比較にならない。 ちなみにカローラフィールダーはエントリー価格が178万6400円~と法規をクリアしながらも低価格をキープしており、5ナンバーサイズステーションワゴンの中では独り勝ちとなっている(そもそもこれしかないからだが)。 シャトルは3代目フィットがベースということもあって、ややアクの強いデザインとなっていた点が受け入れにくいというユーザーも少なからずいたようだが、4代目になってシンプルでモダンなスタイルとなったフィットをベースとしたステーションワゴンを見て見たかったという人は、ビジネスユーザー以外にも意外と多いのではないだろうか。