國學院久我山、多摩大目黒を2-1で下し4強進出
6月8日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選の2次トーナメント準々決勝が行われ、この日が初戦となった國學院久我山が多摩大目黒を2-1で下し準決勝に駒を進めた。 【フォトギャラリー】多摩大目黒vs 國學院久我山 ベスト4をかけた一戦は、球際は互いに激しく、空中戦も強くぶつかり合うシーンが何度も繰り広げられ、どちらも一歩も引かない試合展開となった。そんな中、最初にチャンスを作ったのは國學院久我山。7分、左サイドをFW11藤田隼(2年)がドリブルで縦に突破しクロス。このボールをゴール前でFW7田島遼太郎(2年)が頭で合わせたが枠を捉えきれなかった。膠着した展開のまま、時間は経過。40分、國學院久我山は左サイドからのクロスにゴール前で藤田が頭で合わせるも得点には至らず。 後半開始の序盤こそ多摩大目黒に押し込まれ、ロングスローやCKからチャンスを作られた國學院久我山だったが、時間がたつにつれて縦への意識が高まり、攻撃のテンポを上げて押し返していく。すると68分、國學院久我山はグランダーのクロスにFW19加藤瑛汰(2年)がニアで合わせてゴールネットを揺らした。さらに75分には、FW19加藤がエリア内で倒されPKを獲得すると自らキッカーを務めてシュートを突き刺した。直後の77分、MF8高橋寛生(3年)にミドルシュートを決められ1点差に迫られた國學院久我山だったが、以降は得点を許さず2-1で勝利し準々決勝を突破した。 (文=田原豊 写真=矢島公彦)