「B’z」稲葉浩志さんの地元ソロ公演、経済効果は1.3億円 岡山県津山市が試算、ファンの市内周遊で「大幅な上乗せ」
岡山県津山市は10日、津山文化センター(同市山下)で8月13、14日に開かれた人気ロックバンド「B’z」のボーカルで市出身の稲葉浩志さんのソロライブについて、市内の経済効果が1億3800万円に上ったとする試算を明らかにした。 9月定例市議会一般質問で、上山春洋氏がライブに向けて市が民間とつくった「おもてなしプロジェクト実行委員会」の成果を尋ねた。笠尾美樹観光文化部長は、実行委や市民有志の団体がセンター周辺や近隣の商店街などでイベントを開催したことも、ファンの市内周遊を促したとの見解を示し「大幅な経済効果の上乗せがあったと考える」と述べた。 市によると、2日間で延べ約1万6800人が訪れた。効果額は価値総合研究所(東京)が提供している専用の分析ツールを使用し、来訪者数や市の産業連関表などから算出した。市内での飲食、土産、宿泊代といった直接効果が大半を占めたという。