4つのセットポイントを凌いだジョコビッチがグリークスプアをストレートで退け準決勝へ [ジュネーブ・オープン/テニス]
4つのセットポイントを凌いだジョコビッチがグリークスプアをストレートで退け準決勝へ [ジュネーブ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月19~25日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を7-5 6-1で下してベスト4に進出した。 ~ゴーネット・ジュネーブ・オープンで4強入りを決めた世界ナンバーワンのジョコビッチ選手~ これに先立ちグリークスプアは前日に第2セット3-3の時点で雨により順延となっていた2回戦を戦い、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-7(7) 7-6(4) 6-3で逆転勝利をおさめていた。 第10ゲームで0-40から4つのセットポイントを凌いだ末にキープしたあと6度目のチャンスで初めて相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したジョコビッチは第2セットも4-0とリードを広げ、試合を通して7度あったブレークポイントをすべてセーブして1時間17分で勝利を決めた。 「素晴らしい勝利だ。第1セットの大部分で彼(グリークスプア)のほうがいいプレーをしていたから、簡単に取られていてもおかしくなかった。僕は(第1セット)4-5で0-40と追い込まれていたから、彼がそこで決めていれば完全に試合展開が違っていた可能性があった」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。 「何本か本当にいいサービスを打つことができてラッキーだった。そこから本当にプレーがよくなり、安定したテニスができた。彼のミスにも助けられた。第2セットでは凄くいいプレーができたと思う」 ジョコビッチは次のラウンドで、アレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-3 7-6(2)で破って勝ち上がったトマーシュ・マハーチュ(チェコ)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、キャスパー・ルード(ノルウェー)とフラビオ・コボッリ(イタリア)の顔合わせとなった。第2シードのルードが第5シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-3 3-6 6-4で倒し、コボッリはアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)を6-4 6-4で退けた。
テニスマガジン編集部