今季限り引退の織田信成が優勝、11年ぶり全日本選手権出場【フィギュア西日本選手権】
◇3日 フィギュアスケート 西日本選手権第2日(日本ガイシアリーナ) 男子はフリーを行い、2010年バンクーバー冬季五輪7位の織田信成(37)=大阪スケート俱楽部=が合計228・12点で優勝した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位の146・08点をマーク。今季限りで再び現役を退く意向をすでに示しているが、そのシーズンに13年以来、11年ぶりとなる全日本選手権出場が決まった。 織田は今季のフリー曲「Angels」に乗って演技し、冒頭に4回転トーループを降りた。3本目に跳んだトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)からの3連続ジャンプを決めて、出来栄え点(GOE)で0・64点の加点を獲得。基礎点が1・1倍となる後半も内容を無難にまとめた。 今季を最後に再び第一線を退くことを表明している織田は、全日本選手権に向けて「国際大会に出ている子たちを得点で上回りたい」と意気込みを語った。 織田は10年ぶりの全日本選手権を目指した昨年の西日本選手権で優勝したが、日本アンチ・ドーピング機構への復帰届提出が遅れた影響から、全日本選手権には出場しなかった。 2位はSP4位で合計を206・45点とした片伊勢武アミン(20)=関大。3位はSP5位で合計198・38点の中村俊介(19)=木下アカデミー=だった。なお、今大会の上位9選手が12月に大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開催される今季全日本選手権に出場する。出場権を獲得した選手は次の通り。 ▽1位 織田信成(大阪スケート俱楽部) ▽2位 片伊勢武アミン(関大) ▽3位 中村俊介(木下アカデミー) ▽4位 杉山匠海(岡山大) ▽5位 木科雄登(関大) ▽6位 三宅星南(関空スケート) ▽7位 小林隼(同志社大) ▽8位 誉田知己(中京大) ▽9位 松岡隼矢(福岡フィギュアアカデミー)
中日スポーツ