残り1枠のマラソン五輪代表決定へ、名古屋ウィメンズがスタート 鈴木亜由子ら出場 ペースメーカーは日本記録より遅いタイム
「名古屋ウィメンズマラソン」(10日、バンテリンドーム発着) パリ五輪最終選考会を兼ねてスタートした。五輪切符は残り1枚。現在1番手は1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒で19年ぶりに日本記録を更新した前田穂南(天満屋)で、今大会で前田の記録を上回る選手がいれば、その最上位の選手が五輪切符を手にする。 【写真】真剣勝負の中で仮装ランナーもスタート みんな笑顔弾けてて楽しそう 今大会には東京五輪代表で2時間21分52秒の自己記録を持つ鈴木亜由子(32)=日本郵政グループ、2時間21分55秒の自己記録を持つ加世田梨花(25)=ダイハツ、2時間21分36秒の自己記録を持つ安藤友香(29)=ワコール=らが出場。昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)3位の細田あいは欠場となった。 今大会は先頭集団のペースメーカーが1キロ3分18秒で設定され、最長30キロまでけん引する。このままのペースでいくと、ゴールは2時間19分15秒となるため、五輪切符獲得には勝負どころを見極める必要がある。