プレイバック2024 物流の“2024年問題” 私たちの生活はどう変わったのか?
ドライバー不足による影響は、物流のみならず、市民の足にも…。 井口七海記者「12月に入り多くのバスが減便となりました。ここ福住駅のターミナルでも多くの便の減便が決まっています」 札幌市内では12月からじょうてつバス、北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バスの大手3社で、あわせておよそ320本が減便となりました。減便の影響で混雑が激しくなったバス停も。 客「きのうは乗れるか乗れないかギリギリで、次のバス停の人たちは乗れない状況だった」 「地域の足」を失う危機にさらされたエリアもあります。札幌市南区真駒内の「駒岡地区」では地下鉄真駒内駅からの路線バスが公共交通の柱ですが、北海道中央バスは来年3月いっぱいで路線を廃止すると町内会などに伝え、衝撃が走りました。 住人「残念というより困る。廃止は反対」 事態を重く見た市は代替交通を模索。来年4月からは市の補助金も活用して民間の「札幌ばんけい」が路線を引き継ぐことになっています。
秋元市長「住民の皆さまの足を確保していくことに、これまで以上に力を入れていかなければいけない」 2024年問題が持ち上がってから初めて迎えた冬。除雪体制に影響はないのでしょうか。 札幌市除雪事業協会・宮浦征宏会長「除雪作業は災害に値するということなので、除外ということになっている。基本的には影響を受けないということになっている」 生活に欠かせない道路などの除排雪は、労働基準監督署に届け出れば、これまでと変わらず時間外労働の上限に関わらず従事できることになっています。
HTB北海道ニュース