【阪神】頼れる1番近本光司が本塁打を打てば昨年8月から8連勝「思い切っていくと決めていた」
阪神近本光司外野手(29)が自身11度目の先頭打者アーチを放ち、打線を勢いづけた。初回、DeNA東からファウルで粘り、カウント1-2からの5球目。「きょうはもう、思い切っていくって決めていたので」。甘く入ったツーシームを捉えると、打球は右翼ポール際のスタンドに着弾した。 「追い込まれていましたが、強くスイングすることができました。いい試合の入りができてよかったです」。さらに先頭で迎えた6回の第3打席では東の外のスライダーをはじき返し、右翼への二塁打。この回2得点の起点となり、不動のリードオフマンらしい仕事ぶりだった。 この日マークした先頭打者本塁打11本目は、今岡の12本に次ぐ阪神歴代5位。「狙い球がどうとかヒットを打てるとかじゃなくて、しっかり思い切っていけるかどうか。きょうは思い切っていけたのが良かったですね。結果どうこうより」。メンタルを含めた内容に充実感をにじませた。 近本が本塁打を打てば、今季5戦全勝。昨年の8月10日巨人戦から8連勝と「不敗神話」が続く。これからも頼れる1番から突破口を開く。【磯綾乃】