まさに希望! 大怪我から復活した日本人(5)ヘルニア、両膝手術。見事な復活でアジアの頂点に
サッカー選手に怪我はつきものだ。一度の大怪我がキャリアに大きな影響を及ぼしてしまうケースも少なくないが、一方で何度も大怪我をしながらもその度に復活し、ピッチに立ち続けてきた不屈の精神を持つ選手も多く存在する。今回は、度重なる大怪我に見舞われながらも復活を遂げてきた日本人選手をピックアップして紹介する。
梅崎司(大分トリニータ) 生年月日:1987年2月23日 主な在籍クラブ:大分トリニータ、グルノーブル(フランス)、浦和レッズ、湘南ベルマーレ 大分トリニータ、グルノーブル、浦和レッズ、湘南ベルマーレでプレーしてきた梅崎司の膝には何度もメスが入れられている。1度目は椎間板ヘルニアの手術から復帰間もない2009年11月、練習中に右膝の前十字靭帯を損傷した。翌夏には実践復帰を果たしたが、練習試合で右膝半月板を損傷してしまう。右膝に起きた2度の怪我は、大きなダメージとなった。 それでも2012年には33試合7得点を記録するなど、完全復活を印象付ける活躍を見せる。しかし、16年8月には試合中に左膝前十字靭帯を損傷。左膝にもメスを入れることとなった。 翌年7月には復帰を果たし、AFCチャンピオンズリーグ優勝の瞬間をピッチで味わった。しかし、そのシーズン限りで浦和を離れ、湘南ベルマーレに移籍。2020年6月には左膝内側半月板を損傷して手術を受けている。それでも2021年7月に古巣大分へ復帰すると、2022年6月に行われた天皇杯で復帰後初ゴールをマーク。何度でも立ち上がる梅崎の姿は、多くの人々に勇気を与えている。
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