ビルバオはELに勝利するもニコ・ウィリアムズが前半で負傷退場 エースが重度の打撲で一抹の不安を残す
試合は兄イニャキが奮闘
ELのフェネルバフチェ戦でアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズがアクシデントに見舞われた。 ニコは兄のイニャキとともにこの試合に先発出場を果たすものの、38分に足を引きずる仕草を見せるとプレイを続行することができず。途中交代を余儀なくされた。 ニコは、このチームで10番を背負うエースで欠かせない存在。得意のドリブルで左サイドを蹂躙し、何度もチームの勝利に貢献してきた。今シーズンが始まる前に行われたEURO2024ではスペイン代表の主力としても活躍。優勝の原動力ともなった。そしてこの日の対戦相手、ジョゼ・モウリーニョ監督も彼がお気に入りの選手であることを明言しており、「レアル・マドリードに行ってほしい」と大きな期待を寄せるほどだ。 ビルバオは、そんな才能豊かなエースを欠きながらも、兄のイニャキが奮闘。ボール支配ではフェネルバフチェに対し劣勢だったものの、前半のうちに2得点し、そのまま逃げ切った。 心配されたニコのケガの状態は、試合後のクラブの報告によれば、右膝に重度の打撲を負ったとのこと。クラブは今後、彼に検査を受けさせ、その後に詳細の続報を行うそうだ。重度とは心配される表現だが、長期離脱にならないことを祈るばかりだ。
構成/ザ・ワールド編集部