加害者の今を知ってしまった…「娘の未来は絶たれたのに」中2いじめ、遺族の憤りと煩悶 学校推薦で高校進学、実業団選手に。謝罪はないまま
加害生徒に当事者としての自覚を促し、いじめを繰り返さないようにすることが大切であり、教育機関の責任だと考える武田さん。推薦に際して遺族側に許可を求めるなど、何らかのハードルがあってもいいのではないか、と提唱した。 一方で、加害者もまた未成年であることは留意すべきとし、「子どもは失敗を繰り返して成長する。一度失敗したからと言って未来を閉ざし、さまざまな制度から除外するべきではない」とも指摘した。 その上で武田さんは、加古川市の一連の対応を厳しく批判する。「学校や行政が保身に走り、再発防止の取り組みに逆行している。学校や先生が反省しないままでは、子どもを反省させることは到底できない」 × × 厚生労働省は自殺防止のための相談窓口をホームページで紹介している。主なものは次の通り。 ▽いのちの電話 (0570)783556(午前10時~午後10時) (0120)783556(午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)
▽こころの健康相談統一ダイヤル (0570)064556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる) ▽よりそいホットライン (0120)279338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは(0120)279226(24時間対応)