キャディーに好かれる人・嫌われる人の特徴とは? 逆に「客から嫌われるキャディー」もいる!?
キャディーの存在意義を分かっている人は好かれる
今でこそセルフプレーが主流となっていますが、ゴルフではラウンドにキャディーが同伴してプレーヤーのサポートを行うのが伝統的なスタイルとなっています。 【画像】こんな人はキャディーさんにも嫌われますよ! これが女性から見た「NGな男性ゴルファー」5選です
ゴルファーたるもの、キャディーには紳士的な態度で接するべきですが、残念ながら好ましくない振る舞いや言動が目立つ人もいるようです。 では、キャディーに好かれる人とそうでない人は、どういったところが違うのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。 「キャディーはゴルフの公式ルールにおいて『クラブ選択やコースマネジメントのアドバイスを受けることができる唯一の存在』と認められ、ゴルファーがコースをプレーするうえでなくてはならないパートナーとされています」 「たとえば残りの距離やハザードの配置、風の強さや向きなどさまざまな要素から検討して、最適であろうクラブの提案をするのが最も大事な仕事です。ほかにもクラブの受け渡しや掃除、ディボット跡など修復が必要な場所の応急処置、時としてゴルファーの安全を守ることも任務の一つ。スムーズで楽しいラウンドになるよう尽力してくれています」 「キャディーに好かれる人というのは、キャディーがこのような仕事を裏で頑張って行っているのをしっかり理解しており、そして感謝の気持ちも常に忘れていない人を指すと思います」 「反対に、キャディーから嫌われる人というのはキャディーを単なる“道具運び”としか考えておらず、召使いを扱うかのごとく雑で高圧的な態度をしてくる人を指すでしょう。キャディーさんと二人三脚でプレーすることを理解しているなら、スタート時やクラブを受け取った際、ラウンドが終わったときなどに必ず挨拶や感謝の言葉を伝えるはずです」 また、キャディーに何かをお願いするときにその人の名前をちゃんと呼ぶように心がければ、個人として尊重してくれる配慮の行き届いたゴルファーと思われるでしょう。 キャディーは「ゴルファーの身の回りのお世話」をするのが存在意義ではありますが、自分自身でもルールやマナーの順守を徹底し、ある程度自立できていることも、キャディーの仕事を余計に増やさない良識のある人と見なされる大きな要素となります。 日本では、4人につき1人のキャディーが同伴するのがごく一般的ですが、ゴルフの本場であるイギリス・スコットランドなどでは、一人ひとりに専属のキャディーが付いてくるところもあるといいます。 しかし、飯島氏は「日本の場合は、未経験で入社しても充実した研修を経てから業務を始めるので、4人ごとであってもゴルファー思いの手厚いサービスであることに変わりはない」と話します。