今季未だにベンチ入りなし…奥川雅也の状況についてアウクスブルク指揮官が説明「彼よりフィットしている選手がいる」
セカンドチームでプレー
アウクスルブルクのイェス・トールップ監督が、今季出場機会のない奥川雅也の状況について説明している。 奥川は2023年夏にアルミニア・ビーレフェルトから完全移籍でアウクスブルクに加入。1シーズン目は負傷もあり前半戦2試合の途中出場に留まると、後半戦はレンタルで送り出された2部ハンブルガーSVで8試合に途中出場した。 そんな奥川だが、アウクスブルクに復帰した今季は未だにベンチ入りすらできていないという状況に。9月末からセカンドチームにあたるU-23チームで起用されることになり、これまでリーグ戦7試合(1ゴール2アシスト)に先発出場していた。 そして、現在28歳のアタッカーはこの先もトップチームでプレーする可能性は低いかもしれない。トールップ監督はブンデスリーガ第14節レヴァークーゼン戦に向けた記者会見で、「奥川は昨日、太ももを少し痛めてトレーニングを終えなければいけなかった。急遽の離脱となるが、軽傷だろう」と報告。後に記者から同選手がメンバーに選ばれない理由を問われると、このように返している。 「確かにその通りだ。奥川は毎週ベストを尽くし良い練習をして、我々が彼を必要としたときのために備えてU-23チームでプレー時間を得ているが、とても良いプレーを見せている」 「ただ、今はスカッドに奥川よりフィットする選手がいる。彼はハーフスペースを利用する10番(トップ下)タイプだろう。しかし、我々は現在10番がいないシステムだ。だから、今はスカッドで彼のために場所を見つけるのは少し難しいんだ」 2023年10月に就任したトールップ監督は今季からほとんどの試合で3-5-2フォーメーションを使用。その中でMFには守備的な選手を置くため、奥川は今後も状況が変わらないかもしれない。