お笑いタレント・やしろ優。左右の卵管が詰まった状態を手術後、第1子妊娠。生まれた長男は激かわで、パワフルな日々
生まれる直前までおなかの中で暴れまくった息子は、超スピード出産で誕生!
――妊娠するまでに手術も経験されたとか。 やしろ優 結婚して4年ぐらいたったころ、ちょうど妹に子どもが生まれて、「赤ちゃんって、なんてかわいいの!?」とあらためて思いました。そこから、少しずつ妊活を意識するようになったのですが、「うちも赤ちゃんが欲しいけど、どうしてできないんだろう」と悩み始めて、「じゃあ病院に行ってみるか!」ということになったんです。 病院で検査をしてもらうと、左右の卵管が詰まっている両側卵管閉塞(りょうそくらんかんへいそく)であることがわかりました。このときの卵管造影という検査が、妹の話では「本当にめちゃくちゃ痛い」らしく、「一緒について行ってあげる」とついてきてくれたんです。でも、これがまったく痛くなくて(笑)妹は「えっ!」という反応でした。私、痛みに強いのかもしれないですね。 そんな感じで原因がわかったのですが、手術をするか、体外受精をするか2つの選択肢があると言われたんです。それで、自分の体を治せるのであれば、手術を受けようと決めました。そして、手術が無事に終わって、比較的すぐに妊娠をすることができたんです。 ――やさ丸くんの出産のときの様子を教えてください。 やしろ優 予定日より1週間ぐらい前に、「これ、破水なのかな?」ということがあって、念の為、夫と一緒に病院に行ったんです。そうしたら、「これは、破水です」と言われて。そこから、急に陣痛が始まったんです。それが夜だったのですが、助産師さんには「生まれるのは翌朝ぐらいになりますよ」と言われたんですね。 陣痛の痛みは、最初はおなかを下したような痛みでした。でも、陣痛がどんどん強くなっていくと、息子がおなかの中でグルングルンと動いて暴れまくっていたんです。「もう、出せ~~!」って感じでした。自分のおなかの中に人がいる感覚があって、すごく怖かったのを覚えています。 朝を待たないうちに、自分の感覚では「これはもう絶対に生まれる!」と限界まできていたので、ナースコールを押して「もう、絶対にマジで生まれると思うので、一度来てもらえませんか」と必死に伝えたんです。そうしたら、陣痛が始まってから2時間で、子宮口が全開になっていたんです。 急にまわりが、「これは大変だ!」という感じになって、先生にもすぐにきてもらい、そのまま分娩室へ。もう歩ける状態ではなく、車椅子で連れて行ってもらいました。それから、2回ぐらいいきんだら赤ちゃんが産まれたんです。 超安産だったとは思いますが、陣痛の最終レベルは、とんでもなくやばかったですね。痛いし、怖いし、冷や汗もすごかったです。 夫はコロナ禍ということもあって、立ち会いはできないので、私を送ったら家に帰ってもらったんです。そうしたら、家に帰ってすぐに「生まれました!」の連絡がいったみたいで。夫も「えっ、早くない?」という感じだったみたいです(笑) この、分娩室での超バタバタ劇を、夫にも見てもらいたかったな~なんて思いますね。 ――出産後、体の回復などはどうだったんですか? やしろ優 それが、私の場合はすごく安産だったというのもあって、体にほとんどダメージがなかったんですよ。自分的にはすごく元気だから、産後すぐでも、マネージャーさんに「復帰します!」と連絡したいぐらいでした。でも母から、「お願いだから1カ月間だけは仕事は休んで!赤ちゃんを産んで、ハイになっていて気づかないだけで、後からドッとくるから」と言われたので、1カ月間お休みしてから復帰しました。 妊娠中も、つわりがほとんどなくて、ちょうど臨月に入るまで仕事をしていたぐらいです。臨月近くでおなかがパンパンだったころにも、岩手まで営業に行って、『キューティーハニー』を歌いましたよ(笑)。「生まれちゃったら助けてな!」なんて言いながら、客席まわっていました。 ――2人目のことも考えていますか? やしろ優 もう、息子が“激カワ”で、もうこの子だけでいいよねと思っていたんです。でも、息子がおにいちゃんになる姿も見てみたいし、私も夫もきょうだいがいるよさをわかっているので。さらに、赤ちゃんが恋しくなってきたというのもあって、夫とも2人目について話すようになりましたね。その場合は、先生にまた相談してみようかなと思っています。