【200台限定の特別仕様車】 トヨタGR86一部改良と特別仕様車RZリッジグリーン・リミテッドを発表
GR86を一部改良
トヨタ・ガズー・レーシング(以下、TGR)は、GR86を一部改良し、旋回性能や限界域での扱いやすさなどを向上させ、「GRらしい走りの味」に磨きをかけたと発表。 【写真】トヨタGR86と特別仕様車RZリッジグリーン・リミテッドの写真をみる (125枚) 新型モデルは7月12日より全国のトヨタ車両販売店にて注文を受け付け、8月1日より発売することに加え、新たにカラーバリエーションへ加えたリッジグリーンを外板色とし、専用ブロンズホイールやインテリアに専用刺繍をあしらった特別仕様車RZリッジグリーン・リミテッドの抽選受付を7月12日~7月28日まで行い、2024年10月頃より200台限定で販売する。 ■メーカー希望小売価格(税込) GR86が293万6000円~361万6000円、特別仕様車は389万7000円~399万5000円。 GR86は、スバルとの共同開発により2021年に誕生した。スバルBRZとクルマのベースを共有しながらも、「ドライバーの意のままに操れる“手の内感”」/「限界域でのリニアな応答、キビキビした走り」といった「GRらしい走りの味」を持つクルマとして、多くの顧客から愛されてるという。 ■今回の一部改良ではモータースポーツからの学びを反映 レースという極限の環境でクルマを鍛えるプロドライバーからのフィードバックを生かし、アブソーバー減衰特性やEPS制御の改良/スロットル特性の変更(MT)/ダウンシフト操作時における許容領域の拡大(AT)などにより、接地感や操舵レスポンス、リニア感を向上させるなど、「GRらしい走りの味」に磨きをかけたと述べた。
主な改良内容は?
■走行性能 ◆MT/AT共通 アブソーバー減衰特性を改良。スポーツカーらしいダイレクトなハンドリングレスポンスはそのままに接地感を向上させた。 より意のままに、「ドライバーと対話できるクルマ」を目指し、EPS特性を改良。様々なモータースポーツでの使われ方を想定し、俊敏なレスポンスと操舵安定性を両立させ、限界域におけるステアリングフィールを向上させた。 ◆MT モータースポーツで求められるブリッピング操作のしやすさに着目し、エンジントルク制御を変更。アクセル操作に対してよりダイレクトなレスポンスが得られるスロットル制御を採用し、限界域での扱いやすさを向上さた。 ◆AT ATでモータースポーツに参戦する顧客の要望に応え、ダウンシフト操作時におけるエンジン回転数の許容領域を拡大。より広いトルクバンドを活用したスポーツ走行が可能となった。 ◆機能 タイヤ空気圧警報システムをRZ/SZに標準設定 デイタイムランニングライトをRZに標準設定
AUTOCAR JAPAN(執筆)