【親の相続問題】相続税っていくらかかる?申告や納税は10カ月以内!
【相続税の速算表】
【相続税がかかる人、かからない人】
相続税申告をしないとどうなる? ≫≫ 税務署は相続財産を推測できるので調査が入り、ペナルティの危険性も
相続税が発生しないなら申告しなくてOK。ただし、相続税が軽減される特例を利用する際は、利用することで相続税がかからなくなっても、申告する必要がある。「税務署は、故人の収入や預貯金、所有不動産などがチェックでき、そこから、遺産の額を推測できます。税務調査が必ず入るわけではありませんが、“正しく、漏れなく”申告することを心がけて」。税務調査が入りやすいケースは、「遺産が2億円以上」「故人の職業が、医師や弁護士などの士業や経営者」「故人が不動産を多数所有」など。過少申告したり納付期限までに納税しなかった場合は、加算税や延滞税が追加される。 ◇教えてくれたのは… 相続専門の公認会計士・税理士 石倉英樹さん いしくら ひでき●相続について楽しく学べる相続落語やYouTube『落語税理士の終活チャンネル』など幅広く活動。著書『知識ゼロでもわかるように相続についてざっくり教えてください。』(総合法令出版)も好評。 図表や資料の参考文献/石倉英樹『知識ゼロでもわかるように相続についてざっくり教えてください。』(総合法令出版) 取材・原文/村上早苗 ※エクラ2025年1月号掲載