シャープ、ソフトバンクに堺工場の一部売却 約1000億円
Shiho Tanaka [東京 20日 ロイター] - シャープは20日、大阪府堺市に保有する旧テレビ向け液晶パネル工場の土地や施設の一部をソフトバンクに売却すると発表した。売却額は約1000億円。今後、ソフトバンクと協議し、契約締結後に改めて開示するとしている。 両社は6月に、同工場関連の土地・建物を活用して、大規模なAI(人工知能)データセンターを構築することで合意している。 ソフトバンクも20日、シャープ堺工場の土地や建物を1000億円で取得することについて条件付きで決議したと発表した。堺工場内のAIデータセンター設置予定エリアで250メガワット規模の電力の供給が受けられることが条件だとしている。 買い取り手続きが終わり次第、AIデータセンターへの転換に向けて着工し、受電容量が150メガワット規模のAIデータセンターの稼働を2026年中に開始することを目指すという。