【写真：Getty Images】

　昨季バルセロナで大ブレイクを果たした弱冠17歳のラミン・ヤマル。今季も新シーズンで大活躍が期待されているところだが、開幕戦は欠場する可能性が高いようだ。スペインメディア『LAVANGUARDIA』は現地時間14日に、同選手の父親が暴漢に刺される被害にあったことを伝えている。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール！ 　同メディアは、ラミン・ヤマルの父親が男性3人と口論の末に複数回刺されたことで、病院に搬送されたと伝えている。この報道を受けて、スペインメディア『as』は、「重傷ではあるものの、命に関わるものではない」と、同選手の父親の状態について言及していた。 　また、「何が起こったのかを知るのは時期尚早だが、口論に端を発している可能性がある。ヤマルの父親が犬の散歩をしていたところ、誰かがバルコニーから水を投げかけた。その後、これらの人々とバルサのストライカーの父親との間で口論が起こった。数時間後の夜に、ヤマルの父親が駐車場に行った際に、口論した3人が彼を刺した」と、事件の経緯を報じている。 　ヤマルは昨季リーグ戦37試合に出場して5ゴール5アシストを記録。今夏開催されていたUEFAユーロ2024（EURO2024）でも、スペイン代表として7試合1ゴール・4アシストを記録し、大会最優秀若手選手に選ばれていた。 　英メディア『CAUGHTOFFSIDE』は、「彼が怪我をせずに済めばどこまで活躍できるか想像もできない」と述べた上で、「しかし、父親が刺された恐ろしいニュースの後には少しも興味のないことだ。このような事件はヤマルの精神状態に著しい影響を及ぼすはずであり、今週末のバレンシアとのリーガ開幕戦でバルセロナのラインナップから彼が外されたとしても驚くには当たらない。彼がいた方がいいチームであるのは間違いないが、家族を第一に考えなければいけないだろう」と、今季の開幕戦は事件の影響で欠場する可能性が高いことを伝えている。 　なお、ヤマルの父親を刺した3人は、すでに殺人未遂容疑で逮捕されている。