湖池屋、国産じゃがいものブランド化に挑戦 ポテチがカルチャーをつくる「究極のポテチ計画」本格始動
第一弾商品で使用したオリジナルブランド芋は「黄金の果肉」。 今年は新たに「白金ダンディ」「女神のえくぼ」の2種類のオリジナルブランド芋を使用した商品が8月に発売開始される。内容量は55gで、参考小売価格は税抜き160円前後。 「ポテトチップスをかなり分厚くして、食べると違いが分かるように工夫しながらスタートしていきたい」と意欲をのぞかせる。 26年には日本の土壌で育まれた世界最高級のブランド芋を使用した世界最高峰のポテトチップスの商品化に挑む。 湖池屋は1962年の「湖池屋ポテトチップス のり塩」の発売から国産のじゃがいもを使用し続けている。 冒頭挨拶した小池孝会長は「創業者の小池和夫は戦時中、食糧不足でコメが食べられず、いやいや芋を食べて過ごしていた。ところが、戦後、米軍が持ち込んだポテトチップスを食べて“こんなにもおいしくなるのか”と驚き、日本人のためのポテトチップスをつくろうと決意し日本初の量産化に成功した」などの逸話を紹介する。