仕事の遅い人が誤解している時間・タスク管理の方法
3. 作業時間をトラッキングしない
どれだけの時間が必要か見極めずにプロジェクトを開始すると、必要以上に時間を取られてしまう可能性があります。 あるいは、自信過剰になり、十分な時間がないのに、自分の処理能力以上のことを引き受けてしまうこともあります。 時間が足りないと、納期を守れないだけでなく、仕事のできも悪くなりがちです。 回避策: 特定のプロジェクトを完了するのに要する時間を常に見極め、その時間枠内でプロジェクトを完了するよう努力しましょう(休憩時間も必ず確保してください)。 プロジェクトやタスクに費やした時間を記録するために、タイムトラッキングアプリを使用するとよいでしょう。 特定のタスクにかかる(平均)時間がわかれば、タスクをより効率的にスケジューリングすることができます。 これを何度も繰り返すと、その日、その週、その月のさまざまなタスクに費やされた時間の詳細なログシートができあがります。 それができれば、繰り返しのタスクの中でもっとも時間がかかっているものを見つけ出し、より効率的に作業するための解決策を考えたり、自動化して時間をさらに短縮したりすることができるでしょう。 インターネットで調べると、時間管理のためにプロジェクトを追跡できる無料のタイムトラッキングアプリがたくさんありますよ。
4. 先延ばしする
先延ばしは仕事の大きな妨げになります。難しい仕事や退屈な仕事をこなさなければならないときはなおさらです。 それに加えて、スマホなどの気が散る原因が加われば、先延ばしの完璧なレシピのできあがりです。 締め切りが近づくまで、だらだらとスマホを見たりして気が散り、時間を浪費してしまいます。先延ばし屋はいつも時間がなく、締め切りに遅れ、ワークライフバランスもうまくいきません。 回避策: 先延ばしを防ぐには、大きなプロジェクトをより小さく、管理しやすいタスクに分割すると効果的です。たとえば、2000語の記事を書く必要がある場合、記事全体を書くことに怯えるのではなく、概要、序論、小見出し1、小見出し2、小見出し3、結論というように、小さいタスクに分割します。 次に、これらの小さなタスクのそれぞれに時間枠を割り当て、それを実行することにコミットします。これで、小さくなったタスクをこなそうとする意欲が強くなり、先延ばしする可能性が低くなります。 先延ばしを克服するもう1つの優れた方法は、ポモドーロ・テクニックを使うことです。ポモドーロ・テクニックも似たようなコンセプトを取り入れています。 ポモドーロ・テクニックの使い方は以下のとおりです。 プロジェクトを小さなタスクに分解する タイマーを用意し、25分にセットする。 25分間、1つのサブタスクに取り組む。 タイマーが鳴ったら(25分経ったら)5分間休憩する。 25分を4回繰り返したあと、30分間休憩する。