タイトリスト、「ザ・セントリー」で契約外ふくむ3名が『GT』ドライバーに移行し、使用率No.1に
2025年のPGAツアー開幕戦「ザ・セントリー」は、松山英樹の「-35」というド派手なツアー記録で幕を閉じた。追うコリン・モリカワがテーラーメイドの未発表ドライバー『Qi35 LS』の初投入で出色の活躍を見せた他に、マックス・ホーマのコブラ契約や、キャロウェイの日本未発表作『ELYTE』シリーズ投入者の活躍など、多くの注目ギアが目白押しの忙しい大会だった。 【画像】両手グローブ!『M6』ドライバーで直ドラするアーロン・ライがユニーク過ぎる そんな大会を終え、米国アクシネット社がツアーレポートで「今週のカパルアでは、25人の競技者(42%)がタイトリストのドライバーをバッグに入れていましたが、それに次ぐ競合他社は14人(24%)でした」と定位置の使用率No.1に胸を張る。既に契約外で『GT』を使用するアダム・スコットやパトリック・キャントレーに続き、今大会からアーロン・ライの『GT2』への移行を契約外にて名を伏せてこう明かす。 「タイトリスト総合契約のウィンダム・クラークとラッセル・ヘンリー、そして2024 年ウィンダム選手権の優勝者も重要な用具の変更を行い、それぞれが新しいGTドライバーを手に2025年シーズンを開始しました。ウィンダム選手権の優勝者は、現在公式世界ランク22位で、昨年はFWキープ率でツアーをリードしてカパルアに到着しましたが、競争力のあるブランドから新しい『GT2』モデルに切り替えました。 クラークはティショットのストロークゲインド(+3.683)で6位となり、平均飛距離(296.70ヤード)でもトップになりました。ウィンダム選手権の優勝者は、ドライビングの精度(83%、50/60)でトップに立ち、ティショットで2打以上ゲインしました(2.068/13位)。また、ヘンリーは60打中48打をフェアウェイに打ち(80%)、フィールド4位につけました」(同社ツアー広報) 「昨年のウィンダム選手権の優勝者」とは、もちろんライのこと。昨年末の「ヒーローワールドチャレンジ」までテーラーメイドの2019年モデル『M6』ドライバーを使用していたライが新たに選んだのは、各社の新作『Qi35』でも『ELYTE』でも『G440』でもなく、昨夏から供給されて人気のタイトリスト『GT2』だった。 【今大会でGTに替えた選手の1Wスペック】 ◆ウィンダム・クラーク GT3(10.0°HZRDUSスモークグリーン60 6.5TX) ◆ラッセル・ヘンリー GT3(10.0°HZRDUS スモークブラック70 6.5TX) ◆アーロン・ライ GT2(9.0°アルディラ シナジーブルー プロト70TX)