文化・観光、バスで周遊 富山県、立山博物館含む広域コースも検討
富山県は、県内の文化施設と観光地を組み合わせた周遊バスツアー造成を支援している。今後は、立山博物館も組み込んだ広域的モデルコースも作っていきたいとしており、県内外へ文化観光の魅力を発信していく。 2024年度は、国宝瑞龍寺や高岡大仏、鋳物メーカー能作(高岡)、棟方志功記念館(南砺)、ガラス美術館、ますのすしミュージアム(富山市)、立山の室堂などを回る6コースの造成経費を支援した。日帰りか1泊2日で、県内の文化の魅力を打ち出しつつ、観光の要素も盛り込んだ。 昨年9月、立山博物館を拠点とする県の観光振興計画が、国の支援対象として認定を受けたこともあり、今後は、同博物館と県内観光地を組み合わせたモデルコースも加えていく。 立山の魅力を発信する動きは民間でも活発化し、立山貫光ターミナルが県外の旅行会社へ働きかけ、立山博物館と立山黒部アルペンルートを周遊する旅行商品を2年間で53件造成した。