飼い主のタイムキーパーもするよ! 猫さまが飼い主夫婦にもたらした嬉しい変化とは【仏】
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第257回目はツキ(Tsuki)さまの登場です。 【画像】黄色い目が美しい…まだ表情があどけない生後6か月の猫さまの姿はコチラ
黄色い目が美しい猫さまの物語
【フレンチ猫さま】vol.257 猫さまの話をもっと聞かせて! グレーとホワイトのツートーンのツキさまは生後6か月の男性猫さま。 <ツキさまが語ります> 僕はパリで45m²のアパートに住んでいます。朝6時に1日が始まります。まずは飼い主たちを起こして抱っこしてもらい、7時には飼い主たちを噛んで遊びます。 8時半になると食事の時間で落ち着きがなくなり、食事の前に飼い主の唇を舐めます。『ロイヤルカナン』の子猫用カリカリを少しずつ食べ、10時までしばらく遊び、また寝ます。おやつもいつも準備してもらっています。『Catisfactions』の猫の草が入ってるものや鶏肉味のものです。飼い主の夫が帰宅する午後6時半まで、一日中長い昼寝をします。 夕方からはお気に入りのゲーム開始です。午後9時に夜ご飯。夜中の12時頃になると電池切れになります。 <飼い主から見たツキさまとは> 私たちはパリ近郊のジュヌヴィリエにあるSPA(Société Protectrice des Animaux)に行きました。ツキはシェルターに残っていた唯一の子猫で、私たちは一瞬で恋に落ちました。初めて会ったとき、彼はすぐにとても懐きました。 ツキは生後数週間でSPAに譲渡され、里親に引き取られて哺乳瓶から離乳できました。その後、里親に迎えられる年齢になるとSPAに預けられ、生後4か月のときに私たちに出会って我が家にやってきたのです。 夫はずっと猫と暮らしてきました。子どもの頃、まず庭で12匹の野良猫を保護して、その後10代の頃に駐車場で出会った路地猫を保護した大の猫好きです。私は猫を飼ったことはなかったですが、いつかは猫を飼うことを夢見てきました。 ツキはほとんどの時間をリビングルームで過ごします。リビングにはプレイルーム、トイレ、鳥を観察できる窓際の高い場所があります。ツキは釣り竿で青い魚を釣って遊ぶのが大好きで、また夫と一緒にサッカーをしますがゴールキーパーが得意です。とても、とても、とても遊び好きで、時には私たちに対して冷静さを欠くこともありますが、特に昼寝の後は抱っこし放題です。 小さな白い靴下を履いているような彼の被毛を、私たちはいつもかわいいと思っています。尻尾は少し縞模様で、カラダには黒っぽい斑点があります。私たちは、彼のつぶらな小さな目が大好きです。 ツキからはたくさんの喜びと優しい瞬間をもらい、そして子猫を家族に加えることができたことにとても感謝しています。 ーー白い靴下を履いているツキさまの1日を見るととても規則的なことがわかります。ここの飼い主夫妻はアートディレクターとして働いていますが、不規則で多忙な毎日から、ツキを迎えたことにより自分たちの生活リズムをツキに合わせて変化できたことに満足しているようでした。 著者情報 松永学 猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!
matsunaga manabu