「ボールが来てくれたら、もっと戦えた」 来季昇格の福岡FWサニブラウン トップチームと互角の空中戦 プレミア昇格へ弾み
来季トップチームに昇格するJ1アビスパ福岡U―18(18歳以下)のFWサニブラウン・ハナン(18)が17日、トップチームとの練習試合に途中出場した。身長184センチの高さを生かした持ち味の空中戦で高さを披露して、観戦した約800人のサポーターを沸かせた。 ■勝利の女神がチャント熱唱【写真】 コンディション不良で約1カ月間実戦から遠ざかっていたため、20分限定でプレー。チームメートの負傷があり、予定より早いタイミングでの出番となった。「ウオーミングアップをしていない中で出て焦ったけど、周りが見えていて、落ち着いたプレーはできた。もっとボールが来てくれたら、もっと戦えた」と自信をのぞかせた。 プリンスリーグ九州で14年ぶりの優勝に王手を懸けている福岡U―18は、23日にアウェーで日章学園高(宮崎)と対戦。30日の大分U―18との最終戦を経て、12月6日と同8日には高校年代最高峰の「プレミアリーグ」への昇格を懸けたプレーオフ(広島)に臨む。サニブラウンは「FWは得点が入らないと何にもならない。シュート精度を強化していきたい」と大一番に向けてさらなる向上を誓った。(末継智章)
西日本新聞社