トランプ関連トークン95%下落──期待と噂に翻弄のミームコイン市場
6時間で約6億円の利益
オンチェーンの調査会社ルックオンチェーン(Lookonchain)によると、RTRへの初期からの投資家(インサイダー)は、このトークンの上昇と下落により6時間で400万ドル(約5.8億円)の利益を得たことがブロックチェーンのデータから判明した。5つの暗号資産ウォレットが、88万2000ドル(約1.3億円)相当のSOLで1億500万RTRを購入し、その後9500万RTRを500万ドル(約7.2億円)相当のSOLで売却している。 この大騒動は、急成長するミームコイン市場のワイルド・ウェスト(西部開拓時代)的な性質を浮き彫りにしている。最近は、トランプ氏をテーマにした別のトークンであるDJTが注目を集めていた。これは、マーティン・シュクレリ(Martin Shkreli)氏が自身とドナルド・トランプ氏の息子バロン・トランプ氏とでトークンを作製したと主張したためだ。DJTは先週、大口保有者が一斉に売りに出たため、90%暴落している。 このエピソードはまた、暗号資産愛好家の間でのドナルド・トランプ氏の影響力を浮き彫りにしている。分析会社ルナクラッシュ(LunarCrush)によると、現在トランプ氏またはMAGA(トランプ氏の有名な選挙スローガン:Make America Great Again「アメリカを再び偉大な国に」の短縮版)関連の暗号資産トークンは162種類あり、2週間前の111から増加している。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Kamala Harris, Donald Trump Tied on Polymarket on Who Will Be The Next U.S. President
CoinDesk Japan 編集部