タクシー車内で「老害が!まじで」──後を絶たない“カスハラ” 東京都が初の条例、難しい線引きは?【#みんなのギモン】
■カスハラの実態を研究する専門家に聞く
小野解説委員 「カスハラの実態を研究する東洋大学社会学部の桐生正幸教授に、都が目指す条例の効果について聞きました」 桐生教授 「20年ほど前から悪質なクレームについて各企業が苦労しながら対応してきた。(一方で)役所や学校などさまざまな場面での嫌がらせ行為も、これまであまり見えていなかったが、数多く噴き出してきた」 「そうしたものを1つにくくり、『対人関係での嫌がらせ行為はアウトだ』と明文化して周知できるのは大きな進展だ。自分の行為がカスハラだと今まで気付かなかった人が、この条例などを通して気付くのは大事」 鈴江アナウンサー 「自分は大丈夫。(カスハラは)ない』ではなくて、『これって大丈夫かな?』と一歩踏みとどまるきっかけにしたいですね」 小野解説委員 「誰もが被害者にも加害者にもなりうるのがカスハラです。これからはカスハラが明確に禁止される時代だということを意識する必要がありそうです」 (2024年5月23日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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