”アイドルに憧れる”藤城心、柔道国際大会で銀の快挙!「アイドルみたいに夢や希望を与えていけたら」
柔道の国際大会『グランドスラム東京2024』(GS東京)1日目が7日、東京体育館で行われ、女子52kg級でコスプレや“アイドルに憧れる柔道家”として話題の藤城心(23=三井住友海上)が、グランドスラム大会で初の決勝進出を果たし銀メダルの快挙。試合後インタビューでは「アイドルになりたいと思うけど、両立は無理」「アイドルみたいに夢や希望を与えていけたら」と微笑んだ。 【フォト】戦う藤城&コスプレでロリータ、チャイナ、サンタコスも 決勝の相手は大森生純(24=JR東日本)。藤城はここまで袖釣り込み腰からの押さえ込みで一本、準々決勝では巴投げで技あり、準決勝では押さえ込みで一本を重ね勝ち上がってきた。決勝も自分からアグレッシブに攻め、巴投げから腕十字などで攻め込んだ。しかし、延長戦、大森の捨て身技「横分」が決まりで技あり。ここで大森の優勝が決定した。 彼女は3月のグランドスラム・タシケントでは5位となっているが、グランドスラム2位は自身の最高位だ。これまで22年 全日本実業個人選手権で優勝。今年はアジア選手権2位、講道館杯(全日本体重別)で2位の実力を持つ。 SNSではロリータ服コスプレで話題に。根っからのアイドル好きで歌も公開している。表彰式では悔し涙を見せていた藤城だが、囲み会見ではアイドルやコスプレなどの質問が飛び笑顔に。「もう可愛いものが好きで。小さい頃からアイドルに憧れていて。柔道とアイドル、全く違うものですが、アイドルはその活動で笑顔を与えているので、私も柔道をすることで夢や希望を与えていけたらと思っています。アイドルに憧れててお姫様みたいな格好をするのも大好きです」と語る。 さらに自身はアイドルになりたいと思った時期はとの質問には「ずっと思ってますが、忙しくてなかなか。両立は無理なので柔道を頑張りつつアイドルみたいに応援してもらえたらなって感じです」と微笑んだ。 最近は女性アイドルグループ「高嶺のなでしこ」の城月菜央のファンとして度々シェア。趣味のアイドルもコスプレも柔道の息抜きにもなっており、うまくバランスをとっているようだ。 今回の準優勝で来年の世界選手権や28年のロス五輪も見えてくる。藤城は「52kg級は阿部詩選手という絶対的な存在がいます。そこは絶対に抜かさなきゃいけない存在だとは思うんですが、みんな強いので、自分の強みを曲げないで強化していきたい」と意気込んだ。