ロッテ、継投迷い1勝1敗に 吉井理人監督「(七回途中降板の)小島の代え時をちょっと間違えたかな」
(パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージ、日本ハム3x-2ロッテ=延長十回、第2戦、1勝1敗、13日、エスコン)継投の迷いが歯車を狂わせた。サヨナラ負けを喫したロッテ・吉井理人監督(59)は、救援陣の起用法に悔いを残した。 【写真】小さなファンの視線を浴びながら…しゃがんで子供にサインするロッテ・佐々木朗希 「小島の代え時をちょっと間違えたかなと。七回頭から代えるべきだった。体力がどれくらい余っているか見誤った」 2―0の七回。82球を投げていた小島を続投させると、2四球を与えて1死一、二塁。初めて得点圏に走者を許したところで横山に交代した。だが暴投で二、三塁とし、マルティネスの遊ゴロの間に1点を失った。 さらに九回、守護神・益田が万波に同点ソロを被弾。延長十回には日本ハム戦に今季12試合登板し、一度も安打を許していなかった沢村が、2死二、三塁から浅間にサヨナラ打を許した。 14日の第3戦に勝てば2年連続のCSファイナルステージ進出、引き分け以下ならシーズン終了となる。吉井監督は「なかなか打線もつながらないけど、いるメンバーでやるしかない。考えながらやっていきたい」。昨季は第3戦のサヨナラ勝ちで突破しただけに、底力をみせる。(森祥太郎)