【自動運転車】いくらなら購入する?66.6%が「利用したい」と回答!購入しても良いと思う「相場感」もチェック
近年の技術革新により、自動運転技術は飛躍的な進歩を遂げ、特定の条件下であればすべての運転操作が可能なレベルにまで達しています。 自動運転の自動車が市場に流通する時期が近づくと、どのくらいの金額であれば購入を前向きに検討するか、といったことを具体的に検討する方もいらっしゃることでしょう。 本記事では、全自動の自動車市場に関する消費者の興味の度合いや、どの程度の相場観であれば前向きに購入を検討するかについて解説します。
自動運転車に関するドライバーの声
Turing株式会社が運転免許保持者を対象に行ったアンケート調査(500名の有効回答)によると、「完全自動運転車が実現したときに利用したいか」という質問に対する回答は表1の通りです。 表1
※Turing株式会社「自動運転に関する調査」を基に筆者作成 肯定的な回答をした人の割合は66.6%と、約7割は完全自動運転車の利用を望んでいるという結果になっています。
自動運転車をいくらなら購入する?
2023年4月時点で、日本では国土交通省が分類する「レベル4」までの自動運転車による運行が認められています。 これは特定の領域において、運転手の介在なしに自動運行ができるレベルです。 (※最高レベルの「レベル5」では条件なしでの自動運行が可能。) では、自動運転車がもし発売された場合、多くの人が購入を前向きに検討する価格帯はどの程度なのでしょうか? Turing株式会社のアンケートでは、自動運転車と従来車との価格差をどこまで許容できるかに関する回答結果も載せています。 表2
※Turing株式会社「自動運転に関する調査」を基に筆者作成 自動運転車の購入を検討する人は全体の82.2%にも達しました。 価格差については、10万円以内なら許容する人の割合が27.2%ともっとも多いです。また価格差がなければ購入したい人が35%いました。従来車との価格差が開かなければ購入に前向きなドライバーが多いといえます。 この点を踏まえると、技術面・法律面のみならず、今後は価格面も課題となるといえるでしょう。