シャフトが斜めだと真っすぐ打ちやすい!? オデッセイ「Ai-ONE Square 2 Squareパター」の実力とは?
「Ai-ONE Square 2 Squareパター」には「#7」「DOUBLE WIDE」「JAILBIRD」の3種類のヘッドが用意されています。その中から、まずはシマシマ模様の「JAILBIRD」を打ってみました。 構えてみるとターゲット方向と直角になる縞模様のラインが目立ちます。個人的にはこの模様がとてもターゲットに対して構えやすいです。フェース面よりもシャフトが右に装着されているのには少しだけ違和感がありましたが、ストロークしてみるとすぐに慣れました。シャフトの傾きもほとんど気になりません。
自然にヘッドが真っすぐ動いてくれる
打ってみると少し柔らかいながらも、しっかりと打音のするインパクトで、とても気持ちいいです。ボールの転がりはとてもいいですね。そしてやはりストロークは真っすぐにヘッドが勝手に動いてくれるような感覚です。 「STROKE LAB 90シャフト」のおかげもあって、テークバックもスムーズに上がるし、本当にオートマチックに真っすぐ打ち出しやすいパターに仕上がっています。 次に「ツノ」と呼ばれる「#7」を打ってみましたが、これはターゲットに向かうラインで方向性を合わせたい人に向いている形状。
オデッセイの他のシリーズにもほぼ採用されている形状ですから、当然ヘッドの性能は抜群です。打音は「JAILBIRD」よりも少しだけ軽めの音になりますが、真っすぐに動きやすい性能やボールの転がりのよさは同じ。ターゲットへの構えやすさでヘッド形状を選べばいいと思います。 最後に「DOUBLE WIDE」を打ちました。これは他の2機種とは違い、ブレードタイプとなります。しかしヘッドは少し大きめで、とても安心感のある優しそうな形状。 この形状でも真っすぐ動いてくれるという機能は同じです。ただ他のマレットタイプのヘッドとは違い重心があまり深くないので、ヘッドの動き方が若干違うように感じます。 少し「DOUBLE WIDE」はターゲット方向に動かしやすい感じがありました。個人的にはこれかなり好きかも。シャフトの装着位置が気になる人にはこれが一番いいと思います。
「Ai-ONE Square 2 Squareパター」の3つのヘッドをコースで使ってみましたが、共通していることは、オートマチックに真っすぐのストロークができるということ。 狙った方向に打ち出せるので、ショートパットや2~3メートルのパットの入る確率がかなり上がります。「Ai-ONE・インサート」や「STROKE LAB 90シャフト」の機能も効いていて、とても優しく使えるパターに仕上がっています。 真っすぐストロークがしたいけど、いまいちうまくできない人や、パットの方向性に不安のある人は、ぜひ一度試してみてほしいパターだと思います。
野村 タケオ