夫がまたパソコンを買い替えようとしています。家で使っているだけなのに5年くらいで壊れるものなのでしょうか?
高価なうえに愛着もあるため、パソコンの買い替え時期は悩みどころです。物価高や円安の影響もあり、以前よりもパソコンの価格は上がっている傾向が見られます。 本記事では、パソコンの買い替えサイクルの平均について詳しく解説します。さらに、買い替えのサインや長持ちさせるコツについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
パソコンの買い替えサイクルは7~8年
内閣府の「消費動向調査 令和6(2024年)4月分調査」によると、パソコンの平均使用年数は7.4年でした。世帯主の性別で見ると、男性は7.2年、女性は8.1年となっています。また、最も多い買い替え理由は故障で、全体の54.3%を占めていました。 このデータから、多くの人が7~8年程度でパソコンが故障し、買い替えを検討する傾向にあることが分かります。ただし、使用環境や使用状況によっては、平均よりも早く故障する可能性や、長持ちすることも考えられます。
パソコンの平均単価は上昇傾向
MM総研が行った「2023年暦年 国内パソコン出荷台数調査」によると、パソコンの平均価格は近年上昇傾向にあります。詳細は、図表1のとおりです。
※MM総研「2023年暦年 国内パソコン出荷台数調査」をもとに筆者が作成 2022年以降、平均価格は10万円を超えており、買い替えに伴う負担が増していることが分かります。
パソコンの買い替えサイン
パソコンを買い替えるサインとしては、以下のようなものがあります。 ・異音がする ・頻繁にフリーズする ・バッテリーの持ちが短い ・起動に時間がかかる ・反応が遅い パソコンから「ガリガリ」といった異音や、ファンが高速回転している音が聞こえる場合は、故障の兆候があるかもしれないので注意が必要です。 さらに、頻繁にフリーズして作業ができなくなったり、バッテリーの持ちが極端に短くなったりした場合は、パソコンの寿命が近い可能性があります。また、パソコンの起動に異常に時間がかかったり、キーボードやマウスの反応が遅れたりする場合も、故障の前兆であることがあるため注意しましょう。 このような場合、部分的な修理(バッテリーの交換など)で問題が解決することもありますが、解決しない場合もあります。その際は、新しいパソコンへの買い替えを検討してみるとよいでしょう。