皇室の広報戦略も左右する悠仁さま進学問題 秋篠宮家が登場しないインスタに予算3400万円
【秋篠宮家の学校選び】#35 「悠仁さまの学校選びが皇室の広報戦略に暗い影を落としている」と話すのは宮内庁OB。昨年4月、同庁は広報室を新設。情報発信の強化を図ってきた。 【独自写真】悠仁さま「東大進学」にトランプ米前大統領の狙撃事件が影響… 「今年4月にはインスタグラムを開設。そこそこの成功を収めているものの、未来の天皇のイメージアップにはつながっていない」と同OB。フォロワー数はわずか3週間で100万人を突破。半年たった現在は180万人を超えている。官公庁の公式アカウントとしては異例の数字だが、現状では「秋篠宮家とは無縁」になっている。宮内庁はインスタについて「天皇皇后両陛下のご活動等を発信」と銘打ち、悠仁さまの姿を見つけることはできない。「せっかくの機会が生かされていない」とOBは嘆く。 「愛子さまが登場するとアクセスが跳ね上がり、"いいね"が40万に達することも。一方、秋篠宮家についても同インスタ内もしくは別に発信すべきとの意見はあるものの、すぐには実現しそうにない」と皇室記者は話す。「悠仁さまの動向を知りたい人は非常に多いのに、宮内庁のホームページを開いても情報があまりに少ない。かつての"菊のカーテン"を彷彿とさせると懸念する声も内部から出ている」という。開かれた皇室から遠くなってしまった背景として、この記者は秋篠宮家側の問題を指摘する。 「眞子さんと小室圭さんの婚約騒動のトラウマもありますが、何より大きかったのは悠仁さまの学校選び。紀子さまにとってとりわけショックだったのは、筑波大付属高校への進学に対する非難の声が強かったことです」 ■宮内庁「初代広報室長」は機密漏洩対策を担った警察庁キャリア お茶の水女子大付属中学に在学していた悠仁さまが難関校の筑付高に入学したのは一般入試ではない。筑波大とお茶大の間で結ばれた時限的な「提携校進学制度」を使ってのもの。両校の付属校に在学する生徒は基準に達すれば、互いの付属校に進学できるという制度だ。「意を汲んだ宮内庁がお茶大に送り込んだ密使が学長特別顧問に就き、実現に漕ぎ着けた」と同庁OBは明かす。 その事実を知らなくても、制度締結までの過程はあまりにも不自然で世間の不審を招いた。多くの人の目には悠仁さまのための制度と映った。 「そして今度は東大や筑波大への推薦入学となると、厳しい目が向けられるのは避けられない。さまざまな声が出てくることを考えると、インスタで悠仁さまの動向を次々に発信するような状況にないのです」(皇室記者) せっかく開設した宮内庁広報室も片翼飛行にならざるをえないというのだ。宮内庁の初代広報室長に就任したのは藤原麻衣子氏。京大を卒業後、警察庁に入庁したエリート官僚だが、広報はまったくの門外漢。その手腕を疑問視する声も少なくない。 「警察庁で担っていたのは国家機密の漏洩対策。PRとは真逆の立場にあり、悠仁さまをどれだけ盛り立てられるかは首を傾げざるをえない」(同) 宮内庁は来年度予算の概算要求で発信強化の費用として3400万円を盛り込んだ。ムダ金にならないよう祈るばかりである。 (田中幾太郎/ジャーナリスト) ◇ ◇ ◇ インスタに3400万円の予算をかけることも驚きだが、悠仁さまの進学だけでなく迷走を続ける宮内庁の動向に国民の注目があつまっている。●【関連記事】もあわせてごらんください。