独自の色を持つプレミア昇格組の三者三様【サッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
負債が膨らんで税金も滞納その窮地を救ったのが…
4年ぶりに返り咲いた古豪ビラの注目選手は、このグレイリッシュ(右)。ユース出身の生え抜きで、ナンバー10を背負うアイコンだ。(C) Getty Images
救世主が現われて復活を遂げた古豪ビラに、新進気鋭の監督とSDが舵を取る、若さ弾けるカナリーズ。そして英国系選手を揃えたドメスティックなシェフィールド・U。三者三様の魅力に溢れた昇格3チームに迫る―。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2019年8月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― アストン・ビラがプレミアリーグに戻ってきた。2015―2016シーズン以来だから4年ぶりだ。違和感がある。たった4年ぶりなのか、と。アストン・ビラの不在はもっと長かった気がするのだ。実際、2016年に降格するその数年前から、弱体化は始まっていた。 アストン・ビラはイングランドを代表する偉大なクラブのひとつだ。1888年に組織された世界最古の国内リーグ戦、「フットボール・リーグ」の栄えあるファウンダーメンバー(
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