的に矢を当てて豊作と社会情勢を占う「弓引き神事」 今年は20本中9本が的中、豊作が期待できる明るい年に 三重・熊野市
中京テレビNEWS
的に矢を当てて今年の豊作と社会情勢を占う「弓引き神事」が三重県熊野市の神社で行われました。 「弓引き神事」は、熊野市の「大馬神社」で、100年以上前から伝わる新年恒例の神事です。 最初に今年の弓を引く役を務める高校生2人と矢を拾う小学生2人が下帯姿で川に入り、寒さをこらえながら体を清めました。 続いてかみしも姿に着替えてお祓いを受けた高校生2人は、古くから伝わる作法にのっとり、交互に弓で矢を放ちます。 17メートル離れた直径90センチの的に矢が的中すると周りから拍手が起こりました。 小瀬川悠司さん: 「あんまり当たらなかったけど最初にど真ん中に当たったので満足です。米もたくさん取れて米不足がなくなるような年になってほしい」 中村空雅さん: 「無事に全部打ててよかったなと思います。病気もなく災害も起こらないでほしいという気持ちを込めて撃ちました」 「弓引き神事」は、的に当たった矢の数で今年の豊作と社会情勢を占います。 6日は20本の矢のうち9本が的中し、祭りの役員によりますと例年になくよく当たったので豊作が期待できる明るい年になりそうだということです。