「電気代がもったいない」とドライヤーを使わない夫と息子。せめて冬は使ったほうがいいと思うのですが、実際「電気代」はどれだけ浮いているのでしょうか?
ドライヤーはお風呂上がりに髪を乾かすことはもちろん、朝の寝ぐせ直しなど、使用する機会の多い家電製品の1つです。しかし、瞬間的に温風を吹き出すために消費電力が高く、電気代が高いというイメージがある人は多いかもしれません。実際にドライヤーを使用するとどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。 本記事では、ドライヤーを使用したときの電気代や節約方法について解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
ドライヤーの電気代はいくら?
ドライヤーの電気代は次の式を用いて算出できます。 ドライヤーの電気代=1時間あたりの消費電力(キロワットアワー)×使用時間(時間)×31円(円/キロワットアワー)※ ※1キロワットアワーあたりの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円を用いて計算 消費電力は製品ごとの規格によって異なります。ここでは消費電力が1200ワットのドライヤーを1回あたり10分使用したと仮定して電気代を計算してみましょう。 ドライヤーの電気代=1200÷1000(キロワットアワー)×10÷60(分)×31(円/キロワットアワー)=約6.2円 ドライヤー1回あたりの電気代は約6.2円となりました。仮に家族4人が毎日1回10分ずつドライヤーを使用して髪を乾かす場合、1ヶ月あたりの電気代は約744円です。
ドライヤーの電気代を節約するポイント
ドライヤーを使用するときに次の3つのポイントに気をつけることで、電気代の節約につながります。 ■タオルドライをしっかり行う ドライヤーの電気代を節約するには、ドライヤーの使用時間を短くすることが重要です。ドライヤーを使う前に、タオルでしっかり水分を取ることで、髪を乾かす時間が短縮できます。また、髪の水分を吸水しやすい素材を使った「速乾タオル」などもありますので、使用するとより効率的に髪を乾かせます。 ■適切な風量モードを選択する ドライヤーは、風量調整が何段階か設けられていることが一般的です。風量が強いモードほど消費電力が大きくなりますので、適切なモードを使い分けることで電気代を節約できます。髪の長さなどに合わせて使い分けましょう。 ■髪を根元から乾かす 毛先から乾かしても根元に水分が残っていると、毛先に伝って落ちてくるため乾かす時間がかかってしまいます。根元に手を入れて、根元と頭皮から先に乾かすことで、髪全体が乾きやすくなりドライヤーの使用時間を短縮できます。 ■ドライヤーを買い替える 長年ドライヤーを使用していて買い替えを検討している場合、省エネ性能の高いドライヤーを選ぶことで節電につながる可能性があります。消費電力の低いドライヤーは風力が弱く、結果的にドライヤーの使用時間が長くなりますが、最近では消費電力を抑えながらパワフルな風量を両立した商品もありますので、いろんな商品を比較してみましょう。