GSでの対戦は２－２ドロー

準決勝でヨルダンと対戦する韓国代表。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　韓国代表は現地２月６日、カタールで開催されているアジアカップの準決勝で、ヨルダン代表と対戦する。 【PHOTO】華やかコスチュームでエール！ 大会を彩る韓国女子サポを特集！ 　韓国はバーレーン、ヨルダン、マレーシアと同居したグループEを２位通過。ラウンド16ではサウジアラビアをPK戦の末に下し、準々決勝ではオーストラリアと延長戦まで戦い、２－１で競り勝った。 　サウジ戦、豪州戦はいずれも先制を許しながら、後半アディショナルタイムでの同点弾で試合を振り出しに戻し、最終的には勝利を掴んだ。敗戦寸前まで追い込まれながら、不死鳥のごとく蘇る。その粘り強い戦いぶりから“ゾンビサッカー”というニックネームがついた。 　２試合連続で120分の勝負を制してきたが、次は90分で決着をつけたい。韓国メディア『連合ニュース』は「今回は生きている時に勝ちましょう...クリンスマン号、ヨルダンと４強激突」と銘打った記事で、次のように報じる。 「韓国の目標は決勝進出ではない。クリンスマン監督が何度も強調してきたように、64年ぶりの優勝が唯一の目標だ。反対側ではイランとカタールが対戦する。西アジア最強と言われるイラン、開催国カタール、ともに手強い相手だが、イランが決勝に進出した場合、韓国の優勝はより厳しくなる可能性がある」 　シンプルだが力強く、強靭さを前面に押し出して、準々決勝で日本を２－１で下したイランは警戒すべき相手のようだ。 「強いフィジカルをベースに直線的なサッカーを展開するイランは、韓国にとって常に厳しい相手だった。もし韓国がヨルダン戦でも延長戦まで戦い、消耗すれば、フィジカルを武器にぶつかってくるイランが相手となる決勝戦は、簡単な試合にはならないだろう。 　それが、ヨルダンとの準決勝を90分以内に終わらせなければならない理由だ。太極戦士たちが“ゾンビ”に変身する前に、だ」 　先述したとおり、ヨルダンとはすでにグループステージ（GS）で対戦している。この時は２－２のドロー決着だった。ファイナル進出を懸けた“再戦”で雌雄を決する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部