「レギュラーは欲しいけど、パフォーマンスは落としたくない」遅咲きのダイアン、等身大の野望
「その通りです(笑)。そういうのは持って生まれたものやし、僕はない方が向いているのかなと思っています」(津田) 「どちらかというと、僕はあるほうがいいタイプだと思います。同じことを言っても、カリスマ性があるほうが重く聞こえたりしますからね。でも、40半ばからカリスマ性が出る人はあんまりいないと思います」(ユースケ)
年齢のせいで上京してもガツガツしていないと言われることもあるが、ダイアンはもともと“そんな感じ”だった。肩ひじ張らず、普段通りのペースで、少しずつ自分たちの面白さを理解してもらえればいいと考えている。ただ、東京に出てきたからには、成し遂げたい夢はある。 「今はテレビをがんばりたいです。自分たちのことをもっとわかってもらえれば、劇場に出ても反応が違ったりすると思うので」(ユースケ) 「むちゃくちゃたくさん出てガーッとやるのではなく、ダイアンといえばこれ、という番組が欲しいです。深夜でも何でも、そういうのができれば、それに越したことはないです」(津田) 夢を見るのに遅すぎることなんてない。現実的な等身大の野望を抱く中年芸人・ダイアンは、これからも日本中のお笑い好きをワクワクさせてくれるはずだ。 ダイアン ユースケと津田篤宏により、2000年に結成されたお笑いコンビ。 主に漫才を披露し、2009年「上方漫才大賞」第44回 新人賞、2007年、2008年と「オートバックスM-1グランプリ」決勝進出を果たすなど、実力派のコンビ。芸歴18年目の2018年4月に東京へ上京。同年、「上方漫才大賞」大賞を受賞した。2020年4月にYouTubeチャンネル「ダイアン公式チャンネル」開始。2021年10月-11月に20周年単独ライブツアー『まんざいさん』を開催。