ラ・リーガ、ラージョファンに向けて“2部に落ちろ”ジェスチャー行ったヴィニシウスを訴える
スペインプロリーグ機構ラ・リーガは、同リーグ第17節ラージョ対レアル・マドリード(3-3)で起こったFWヴィニシウス・ジュニオールに対する中傷チャントおよび、これに対してヴィニシウスが行ったジェスチャーを訴えることを決定した。スペイン『マルカ』が報じている。 ラージョ戦後、ロッカールームに通じるトンネルへと向かうヴィニシウスは、トンネル付近の観客から「トント(スペイン語で馬鹿の意)!」「ヴィニシウスはバロン・デ・プラジャ(ビーチボールの意。バロンドールを意味するバロン・デ・オロに由来した皮肉)」といったチャントを浴びせられ、“2部に落ちろ”を意味する右手の指2本を立てるジェスチャーを見せた。 ラ・リーガはSNSなどでも拡散されたこの場面を重く見て、ヴィニシウスに対するチャント、そしてヴィニシウスのジェスチャーのどちらとも、スペインフットボール連盟(RFEF)の規律委員会、スペイン政府の反暴力委員会に訴えることを決定している。ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、今回の出来事について次のように語った。 「強調したいのは、観客が歌ったチャントは人種差別のものではなく、『トント』だということだ。しかしヴィニシウスはこの挑発に熱くなってしまったのかもしれない」 「しかしヴィニシウスの振る舞いも、観客が行ったことも決して良いものではない。いずれにしても、私たちに可能なのは訴えることまでであり、それ以上のことは様子を見るしかないね」良いものではない。いずれにしても、私たちに可能なのは訴えることまでであり、それ以上のことはできないんだ」