スポットワークに6回従事「退職後の検討」 横浜市が消防職員を処分
横浜市消防局は23日、スポットワークを仲介するアプリを使ってアルバイトを繰り返していたとして、港北消防署の消防司令補の男性職員(64)を戒告にするなど、3人を懲戒処分にして発表した。 市消防局によると、職員は今年5月22日から7月17日までの間、車の配送や倉庫内での作業などに計6回従事し、計4万288円の報酬を得ていた。「退職後、働く場所を検討するためだった」と説明しているという。 また、今年3月に自家用車を運転中に交差点で原付きバイクに接触し、腰椎(ようつい)捻挫など3週間のけがをさせたのに事故現場から立ち去ったとして、泉消防署の消防士長の男性職員(54)を減給10分の1(2カ月)にした。「怖くなって逃げてしまった」と説明しているという。 職員は10月に自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(救護義務違反・事故不申告)の罪で横浜簡裁から罰金70万円などの略式命令を受け、納付したという。 このほか、救急車の物損事故の処理を怠ったとして、消防司令の男性職員(59)を戒告にした。(堅島敢太郎)
朝日新聞社