駅北口公園を彩るイルミネーション、福知山市をイメージし京都府立工生らが制作
京都府福知山駅北口公園で19日、花時計のイルミネーション点灯式があった。福知山市石原の府立工業高校の生徒が毎年手掛けており、10年目を迎えた。制作したロボット技術科3年生の7人が「節目の作品として全力で設計しました」と伝え、訪れた人たちのカウントダウンに合わせてスイッチを入れた。 市民憲章推進協議会(田村卓巳会長)による取り組み。今年は「福徳円満-自然あふれるまち」がテーマで、災難から身を守る「イルミ傘」、物事が丸く収まる「ボールランプ」などテーマに合わせた内容を考えた。かつて人気を博した市動物園のサルとイノシシコンビ「ミワとウリ坊」や「FUKUCHIYAMA」をかたどった明かりもある。 式では制作グループの7人がそれぞれの内容を説明。「先輩たちの作品を見て『作りたい』と思ったのが出発です。失敗もあったけど最後にはうまくできたので、充実した経験になりました」と伝えた。点灯後は幻想的な光景が広がり、集まった人たちが写真撮影などをして楽しんだ。 制作グループリーダーの渡辺凌央さんは「たくさんの人に見てもらい、幸せで福があり、自然豊かな福知山をイメージした内容を感じてもらえればうれしいです」と話した。 同校のマンボウジャズバンド(岩根颯太部長、19人)も駆けつけ、「福知山音頭」「スレイライド」の2曲で盛り上げた。 イルミネーションは毎日、日没後から午後11時ごろまで点灯。期間は来年1月13日まで。