FA宣言する楽天・松井を連れて来て抑えを強化せよ! あるいは菅野を守護神に配置し“最終兵器”とすべし!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
巨人最強守護神・宮田征典は命懸けでマウンドへ上がった
最も優れた能力とキャリアを持つピッチャーでなければ務まらないストッパー。来季の巨人の守護神として菅野を抜擢するのも大きな選択肢だ
「最強ストッパーあるところに覇権あり!」、さらに「勝利の方程式あるところに勝利の女神が微笑む!」と言われている。 18年ぶりにリーグ優勝を飾った今季の阪神を見れば一目瞭然なんだけれどね。冒頭に書き記した2つの文言がすべてを言い表していると思うよ。 俺は何度もこのコラムで書いてきたけれど、今季の阪神にあって、巨人にはなかったもの。特に巨人はこの上記の2つが欠落していた。 今季はプロ2年目の守護神・大勢が、6月終盤に右上肢のコンディション不良によって登録抹消されている。このときから巨人の低迷が決定的になったことは間違いないだろう。 昨季は守護神の大勢が1年を通して元気だったにもかかわらず、巨人はBクラスの4位に低迷している。その理由は、俺が何度も指摘してきたように、大勢へつなぐ「勝利の方程式」が確立できていなかったからだよ。こんな状態では「勝利の女神」が微笑むはずもないからね。 しかし、今季終盤に一軍復帰してきた大勢を見る限りでは、来季への不安は拭い切れない。 果たして、大勢はプロ1年目に見せた真っすぐのスピードとボールのキレをよみがえらせることができるか。俺のように不安な気持ちで注視している者は少なくないはずだ。 だから・・・
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週刊ベースボール