マッチングアプリ「 ヒンジ 」CMOのジャントス氏が語る、長期的戦略とZ世代との共感
任期の変化
私にとって、CMOの役割、そのネーミング、そしてその任務全般は、短期的な目標とある種の即時的な目標と優先事項の健全なミックスであるべきだ。しかし重要なのは、長期的な目標と長期的な優先事項がそこに極めて健全にミックスされていることだ。また、任期が短いことの課題のひとつは、1年後の評判のように、測定が難しく長期的なものを基準に、世界規模でブランドへの影響を見ることができるかということだ。それができるかどうかはわからない。ある意味、本当に長期的な視点に立っているのであれば、おそらく、一定期間は役職に留まりその実現を見届けたいと思うようなCMOになりがちだ。
マーケティングの社会的影響
もうひとつの現実は、Z世代のオーディエンスは、世の中のために正しく行動し、自分たちのためにも正しく行動しているブランドにより親近感を感じているということだ。そして彼らは、自分たちと価値観を共有するブランドとの結びつきが強い。Z世代のオーディエンスにフォーカスしたマーケターや製品開発者であれば、彼らの人生全体について考え、どうすれば彼らにもっと良いサービスを提供できるか、彼らが毎日どう感じ、どう見せるかを形作る、もっとも影響力のある現実にどう貢献できるかを考えていなければ、おそらくは、彼らの人生において本当に適切な役割を果たすことはできないだろう。 [原文:In data-obsessed marketing landscape, Hinge CMO Jackie Jantos talks brand building] Kimeko McCoy(翻訳:藤原聡美/ガリレオ、編集:戸田美子)
編集部