写真：窓の杜

　（株）インプレスは、定番のパソコン解説書『できる』シリーズのExcel関連書籍の内容を学習させた生成AIに、対話形式で質問できる「できるシリーズAI検索（ベータ版）」を、11月15日より無料で公開した。『できる』シリーズが刊行開始から30周年を迎えたことを記念した特別コンテンツで、2025年2月28日までの期間限定公開となる。 【画像】「できるシリーズAI検索（ベータ版）」のトップ画面 　本サービスは、『できる』シリーズのExcel関連書籍を学習した生成AIに、チャットボットを通じて質問できるというもの。トップ画面右上の［AI CHAT］ボタンをクリックし、表示されたチャット画面に質問を入力することで利用できる。 　単純なキーワード検索だけでなく、文章でも質問でき、回答も自然な文章で生成される。さらに、回答文をクリックすると、関連性の高い紙面を表示できる。 　『ピボットテーブルと関数を組み合わせて、売り上げ管理表を作る方法を教えてください』といった応用的な質問にも回答可能。そのほか、英語に翻訳して回答するなど、さまざまな使い方ができるとしている。 　本サービスは、オーリック・システムズ・ジャパン（株）が提供する、AIを活用した文書管理プラットフォーム「Essentia AI」とのコラボレーションによって実現した。「Essentia AI」は、AIによる大量文書の分類と検索、RAG（Retrieval-Augmented Generation）を使ったチャットボット機能を有しているのが特徴。 　現在はExcel関連書籍を対象としているが、順次、対象書籍を拡大する予定だとしている。また、シリーズ30周年特設サイトでは、「できるシリーズAI検索（ベータ版）」のほかにも、プレゼントキャンペーンや、『できる』シリーズの著者陣によるリレーコラムなど、さまざまなコンテンツを提供している。