第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選 県岐阜商VS市和歌山 3月22日第1試合で /岐阜
<センバツ高校野球> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインであった。県岐阜商(岐阜市則武新屋敷)は3月22日第1試合午前9時から、市和歌山(和歌山)と対戦することが決まった。 対戦相手の市和歌山は、最速150キロ超の小園健太投手と、捕手で4番の松川虎生(こう)主将のバッテリーが要。23日の抽選会にオンラインで参加した県岐阜商の高木翔斗主将(2年)は、「(15メートルの)近い距離から140キロの球を打つ練習をしているので、小園投手の速球にも対応できる」と自信を見せる。野崎慎裕投手(同)は「センバツまでに実戦形式の練習を積み、最少失点で抑えたい」と話した。 2年連続30回目の選出となる県岐阜商は秋季東海地区大会以降、長打を増やすため、重さ1キロのバットを使った300本の素振りや、金華山(標高329メートル)での走り込みによる下半身強化を重ねている。 大会は阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月19日に開幕する。【熊谷佐和子】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇春7回目の強豪 市和歌山 1951年、定時制の市和歌山商として開校。57年に全日制も設置され、2009年に校名を市和歌山に変更した。野球部は57年創部。甲子園に春6回、夏5回出場し、今春は2年ぶり7回目の選出となった。OBはヤクルトの川端慎吾選手、元阪神の藤田平さんら。昨秋の県大会で優勝し、近畿地区大会ではベスト4に入った。150キロ超の直球を投げるエース・小園健太投手、勝負強さと一発もある松川虎生主将がチームの中心。