「総菜に頼ったっていい」──“完璧を目指す”俳優・速水もこみちが料理を続ける理由
テレビとは違い、YouTubeでは有名無名問わず横一線。再生回数やチャンネル登録者数が指標となり、明確に数値化される厳しい世界だが、速水はあまり気にしていないという。 「やっぱりYouTubeって、自分にとって楽しいことをやれる場ですから。毎日更新したりずっと配信したりしてる人もいますけど、どんなきっかけでポーンと再生回数が伸びるかなんて分からない。最初のうちは注目されるのは当たり前だけど、大切なのは継続していくこと。みんな見たいときに見られて、ちょっとでも楽しんだり、気が楽になったりしてもらえたら、それでいいのかなと思います」 完璧なのに、自然体。そんな速水も今年で37歳。来年には芸能生活20周年を迎える。 「自分なりにビジョンはありますが、あまりそれを言葉にしたくないんです。そうするとなんか、固定されてしまう気がして。まぁ、みんな年を重ねていくと、それなりに『こうしなきゃ』とか、悩みが出てくるものでしょうけど、それをいかに受け止めて、自分として考えるのか。その姿勢に表れるものなんじゃないかな、と。 でもほんと、20周年ってあっという間ですよね。もうそんななのか、って。いつもゆるーく、楽しくやってこれたのは、いつも応援してくださっているファンの皆さん、ともに働くスタッフの皆さんのおかげですし、感謝しかないですね」
--- 速水もこみち(はやみ・もこみち) 1984年8月10日生まれ、東京都出身。2002年俳優デビュー。2019年、YouTubeチャンネル「M’s TABLE by Mocomichi Hayami」を開設。多様な料理レシピのほか、ゲーム実況、DIYなど自身の趣味を生かしたコンテンツを配信。現在、主演を務める『結婚できないにはワケがある。』(ABCテレビ系)が放送中。6/21にはレシピ本『大切な人に食べさせたいおうちごはん』(KADOKAWA)が発売予定。